坐禅(座禅)をおこなうと、どのような効果があるのかまとめてみました
今回は「スッキリ・爽快感」です。

 

 

はじめに

 

坐禅をはじめる前はなんかモヤモヤして落ち着かないでいたのに、

坐禅を20分ほどしたあとは、なんかスッキリして気持ちが落ち着く感覚があります。

あれは一体なんなんだろう?

 

 

坐禅中の脳波(α波とβ波)

 

実は坐禅を組むと脳の「大脳皮質(だいのうひしつ)」に変化が現れることがわかっています。

大脳皮質とは脳の表面の部分で主に大脳の働きを管理するいわば「マネージャー」です。

その変化とはリラックスしているときに出る脳波、「α(アルファ)波」が出るのです。

α波とは通常、眼をつぶっていると出るものです。

それに対し「β(ベータ)波」」という脳波がありますが、これは覚醒(起きている)時に出ます。

坐禅中は眼をすこし開けた状態なので通常、β波のみ出ると考えられますが、

坐禅中の腹式での滞らない呼吸により、β波に混じり特殊なα波が生じて次第に大きくなるという研究結果がでており、この特殊なα波が坐禅後のスッキリ爽快な状態を作り出しているのです。

 

 

 

坐る時間にも関係が

 

特殊なα波が最大になるのは坐禅をはじめて15分ほどだといわれています。

もちろん個人差はあるとは思いますが、

坐禅の時間的には30分ほどが適当だと考えられます。

 

実際の坐禅は1柱(ちゅう)といってお線香が燃え尽きるまでの時間、約40分を目安として坐るので、理にかなっていると言えます。さすがです。

 

 

大切なのは呼吸

 

坐禅中は大げさな深い呼吸をする必要はありません。

滞らない、全身に吸気が巡るような呼吸が理想です。

鼻から吸った空気が脳の近くを通り、背中、下腹部など大きな円を描くように巡る呼吸。

難しいですが継続して続けることで感覚として身につくかと思います。

 

さいごに

 

坐禅後のスッキリ感、爽快感の理由を簡単にまとめさせていただきました。

「坐禅って意外に科学的?」と思われたとことでしょう。

 

坐禅について学び実際に坐ってみることで

ながい歴史の中で試行錯誤され現在の形で残る「坐禅(座禅)」は、

実に理にかなった精神修行だと身をもって感じます。

 

※本文章は一部、書籍「禅―心と体が綺麗になる坐り方」を参考・引用させていただきました。