suwarinoは「おうち坐禅(座禅)」だけでなく実際にお寺で坐らせてもらう

「おてら坐禅」も推奨しています。というか最初はお寺に行ってください!(笑)

 

 

 

はじめに

なぜお寺に行った方がいいのか、それはお寺にはいわゆる「禅マスター」である僧侶がおられるからです。

僧侶から直接、指導いただくことは坐禅の極意に触れたい方には最も効果的です。

さらにお寺という空間で僧侶や他人と坐ることで「おうち坐禅」では得られない発見もあります。

「おうち坐禅」で考えすぎたり、迷うことがあれば僧侶に相談しても良いでしょう。

 

ということで実際に坐禅会などで坐る場合の作法を簡単にまとめてみました。

注)今回は曹洞宗の寺院での坐禅作法です。宗派や寺院、道場によって作法は異なりますのでご注意ください。

 

 

 

服装と持ち物

最も適しているのは「作務衣(さむえ)」ですが、

足を組みやすいなるべくゆったりとした恰好でベルトなど締め付けるものは無い方がいいです。

また裸足になるため、女性はストッキングは避けましょう。

音が鳴るものは電源を切り、アクセサリーや時計も外した方が望ましいです。

おさいせんや会費なども忘れずに!

 

 

基本作法

「合掌(がっしょう)」

仏教において敬意を表す作法です。両手の掌をあわせて指を揃えます。
指先を自らの鼻の高さまであげ、鼻先から10㎝ほど離します。
脇を広くあけて、肩の力は抜きます。

 

「叉手(しゅしゃ)」

移動や入堂の際は左手でこぶしを握り、
それを右手で包む形でみぞおちの高さにもってくる

作法です。「叉手」は仏教では「合掌」に次ぐ礼法とされています。

 

 

【1】 入堂

お堂には左側から左足で踏み入る決まりになっています。
入堂の際には手を合わせて一礼(合掌低頭[がっしょうていず])。
さらに仏様が安置されている場合はそこで合掌低頭します。
そして叉手でゆっくりと自分の「単」の部分まで移動します。

 

 

【2】単の前で

「単(たん)」とは坐禅用の台のことをいいます。
修行僧はこの「単」の上で坐禅、食事、睡眠などをするパーソナルなスペースです。
現在よく使われる言葉の「単位」の語源となったといわれています。

単の前に着いたら単に向かって合掌低頭(隣位問訊[りんいもんじん])をおこない、
右回りで正面を向き合掌低頭(対坐問訊[たいざもんじん])をします。

単がなく、畳の上に坐蒲がある場合も同じ作法です。

 

 

【3】坐蒲への着座

単の前の部分には30センチ弱の縁があり、浄縁(じょうえん)と呼びます。
修行僧の食事の際のテーブルとしても使われる場所なので
足を乗せてはいけない決まりにまっています。

坐蒲をまず畳と淨縁の近くまでもってきて、お尻をのせます。
そのまま手を畳について坐蒲を後ろにずらしながら足で胡坐(あぐら)をかく形で坐ります。
右手は畳について、左手で坐蒲を抑えたまま、右回りで180度回転して壁側を向きます。

 

 

【4】坐禅の組み方

坐禅を組みます。

⇒参考 < おうち坐禅(座禅)のやり方

 

 

 

【5】坐禅開始

参禅者の坐相(ざそう)が調ったころ、お坊さんが堂内を一巡し正しい坐にあるかを点検します。
この後、鐘が3回鳴り坐禅開始です。この鐘が鳴ると堂内への出入りは出来なくなります。

 

 

 

 

【6】警策(きょうさく)の受け方

坐禅中に眠くなったり、姿勢が悪かったり、心がまとまらなかったりした時は、
警策(きょうさく)で肩を打ってもらいます。
警策は自分から志願して受ける方法と、直堂(じきどう)(堂内を監督し警策を行ずる者)
が入れる方法と、二通りあります。
どちらの場合も右肩を軽く打って予告しますので、そうしたら合掌のまま首を左に傾け、
右肩をあけるようにします。受けおわったら合掌(がっしょう)低頭(ていず)し、
もとの法界定印(ほっかいじょういん)にもどします。

 

 

 

【7】坐禅終了

1炷(線香1本の焼ける時間で約30~40分)が過ぎると坐禅終了の合図の鐘が鳴ります。
静かに眼を見開き、合掌を行いましょう。固定していた体をほぐす意味も持って左右揺振を行います。
組んだ足をほどき、はじまりの手順と同様に浄縁を踏まずに立ち上がり単に向かって合掌低頭。
潰れている坐蒲の形をうどんをこねるように直し、右回りで正面を向いて合掌低頭。
来た道を叉手で戻り、仏様の前で合掌低頭し堂を出ます。

 

 

 

【8】経行

坐禅を1炷行った後、引き続き坐禅をする場合には、途中で経行(きんひん)を行います。
経行とは、堂内を静かに歩行することで「歩く禅」ともいわれます。
歩き方は一息半歩(いっそくはんぽ)といって、一呼吸する間に、足の甲の長さの半分だけ歩を進め、
次の一呼吸で、反対の足を同じく半歩だけ進めます。列の前後を等間隔に保ち、堂内を歩きます。
経行中も心や姿勢は坐禅と同じような状態で行います。
時間になり鐘が鳴るのを聞いたらその場に両足を揃えて止まり、叉手のまま低頭します。
その後、普通の歩速で自分の坐位に戻ります。

 

 

 

おわりに

以上がお寺での坐禅作法になります。

初めての方は難しいと思いますが、間違ったからと言って怒られることはまずないので安心してください。

なによりも冒頭でもお伝えした通り、「おてら坐禅」には新たな発見があるはずです。

なのでお寺に行ってください、いますぐに近くの坐禅会に行ってください!